インド政府は24日、経済改革の一環として、小売業に外国企業の参入を認める方針を閣議決定した。インドの小売り業外資規制は、町の小規模・個人店舗などを保護する目的だった訳だが、果たして撤廃して大丈夫なのだろうか?
ある政府高官によると、外国企業の出資比率は、複数ブランドの商品を扱う小売店については最大51%とし、グッチ(Gucci)、ノキア(Nokia)、リーボック(Reebok)など単一ブランドを扱う小売店については現行の51%から100%へ引き上げられる。
インドは外国企業による直接販売を禁止しているため、米小売大手ウォルマート(Wal-Mart)などの複数ブランドを扱う企業は卸売業者として営業を続けている。こうした企業は、直接販売の許可を求めてロビー活動を展開してきた。
AFPBB News
というのは、インドは「世界で最も開かれた民主主義の国」とも言われている。下位カースト出身のナラヤナン氏が大統領に成れた事(在任97〜02年)が、民主的である事の証明だ。今回の政策は、小規模店舗主にとっては強烈な逆風だ。政権がひっくり返り、ただでさえテロ等が絶えないインドで、政情不安が深刻化するリスクもあるだろう。
ウォルマート等の海外大資本企業にとって、今回の外資規制撤廃がプラスだと、単純に言える訳では無いだろう。