BRICs4カ国の首脳会談がロシアで行われており、米ドル偏向の外貨準備をSDR(時価総額加重平均で通貨バスケットを保有する方法)へシフトしたいとの意向を示しているようです。
BRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国)が、IMF(国際通貨基金)の発行する債券の購入を相次いで発表した。米国内では4国のドル離れを懸念する声も高まるが「国際的な発言力を強めたいだけ」との見方もある。
ロシアとブラジルは、IMF債を計200億ドル(約1兆9600億円)相当引き受け、外貨準備の運用先を多様化する計画を明らかにした。中国も500億ドル相当を引き受ける方針で、インドも同様の発表を行う公算がある。中国の何亜菲外務次官は、BRICsがIMFのような国際金融機関での発言力強化を目指していると述べた。
【フジサンビジネスアイ】
16日のWBS(テレ東系)で斉藤氏も話してましたが、ゴールドマンサックスが自分達の利益の為に作り上げた単なる造語であるBRICsが、まさか4国が連携して首脳会談が行われるまでになるとは・・・。この4カ国が、自分たちが団結する事の影響力の強さを認識し始めたということでしょう。
問題は、実際に外貨準備をSDR(=IMF債券)へと移行できるのかという点です。確かに先進国側への県政の意味もあるでしょうが、記事にあるように「発言力を強めたいだけ」というのは、余りに浅はかでしょう。特に中国などは、既に外貨準備が2兆ドル近くにも膨れあがっており(⇒
中国の外貨準備高推移)、その6〜7割が米国債と言われています。国債発行を乱発して借金まみれになり、将来ドル安が確実視される訳ですから、早いうちに他の通貨へと分散させたい思惑は間違いなくあります。
しかし、ある時点から一斉に米国債を売ろうとすれば、急激なドル安を招いて大損します(というか金融恐慌が起きかねません)。莫大な米国債を抱えるBRICs側からすれば、早めにSDRへ切り替えないと、将来莫大な借金を抱える事になります。無論、中国と共に世界最大の米国債の受け皿である日本にも、大きな悪影響があります。
世界各国が外貨準備をSDR方式に変えていく動きは、意外に早く訪れるのでは?
posted by brics at 03:31|
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